受け入れ機関名: 独立行政法人 国際協力機構(JICA) カンボジア事務所

期間: 2012年9月4日〜10月11日

この夏、約1ヶ月半JICAのインターンシップとして、カンボジア事務所にて業務を行ってきました。以下、その報告をさせていただきます。

 

カンボジア事務所について

私がインターンシップを行った場所は、JICAが民間セクター開発のプロジェクトとして、カンボジアの教育省と共同で王立プノンペン大学構内に設立されたカンボジア日本人材開発センター(Cambodia-Japan Cooperation Center 通称:CJCC)という施設です。CJCCは、主にビジネス人材育成・交流事業・日本語コースの3つの部署に分かれています。その中でも私は交流事業に在籍していました。

 

仕事について

私が所属していた交流事業部署では、CJCCで行われるイベントの広報を主に行っていました。在籍期間中に行われたイベントのフライヤーの作成や、日本文化の紹介のパネルの作成を担当していました。その他の業務としては、カンボジアに進出を考えている日本企業の訪問の対応に同席していました。さらには、日本企業の求人募集広告の英訳などを行いました。私が在籍していた期間は、日本の学校が夏休み期間ということもあり、日本からのスタディーツアーの受け入れや施設見学希望者の対応や準備もしました。

また、定期的に開催されるミーティングに出席していました。その他にも、海外研修を経験してきた上司の方のワークショップに参加しました。そこではビジネスに必要なスキルなどについてのお話を聞く事ができました。

 

学んだこと・今後の目標

今回のインターンシップでは、CJCCという組織に在籍することで、JICAがどのようなプロジェクトを実際に行っているのかを知る事ができるものでした。また、私自身の英語能力の不十分さや、違う文化の人々と働くことの難しさを実感しました。そして、積極的な姿勢をみせることの大切さを学びました。これらの事は、私の将来に向けて非常に良い経験となりました。また、業務を遂行する上で、進歩状況を共有するというような仕事をする上で必要な基本的な知識を再確認することができました。

業務外では、青年海外協力隊の帰国報告会に参加することができました。そこでは実際に教育現場に赴いていた方の話を聞く事ができ、非常に勉強になりました。また、カンボジアのNGOで働いている方たちと知り合う機会が多くあり、自身の刺激となりました。CJCCが王立プノンペン大学構内にあるという関係から、大学生と交流する機会もありました。彼らからカンボジアの文化や教育に関する事を聞くことができました。

今後活かして行きたいこととしては、今回のインターンシップを通じて実際にカンボジアでどのような人材が求められているのかということを知ったことをうけて、カンボジアの教育のあり方を考えていきたいと思います。また、将来のために更に英語能力を高めるなど、様々なスキルを身につけたていきたいと思いました。

最後になりましたが、このような素晴らしい機会を提供してくださった国際協力機構の皆様、JICAカンボジア事務所及び仕事を指導してくださったCJCCの皆様には深く感謝いたします。また、私のインターンシップが実りあるように常にサポートしてくださった小川啓一教授に感謝申し上げたく思います。