ラオス教育スポーツ省の州教育担当官を対象に「教育行財政」の研修を行いました

大学院国際協力研究科では、文科省の政府開発援助ユネスコ活動補助事業を昨年度に引き続き実施しています。今年度のテーマは、「アセアン4カ国における教育行財政研修ガイドブックの検証と活用 (総括: 小川啓一教授)」です。ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの4か国における州レベルの教育省担当官を対象とした研修に活用できる教育行財政のガイドブックを現地語で作成しています。

UNSECO_WS2今般の研修では9月20日から22日までの3日間、ラオス教育スポーツ省の10州から20名の教育担当官を首都ビエンチャンに招聘して研修を実施しました。本研修では、ラオス語で作成した研修ガイドブックを教材として、ラオス語を用いて研修を行いました。本研修には、教育スポーツ省のラチンタグン・センデュン副大臣、ジテラボンサ・シィサモン事務次官、サイムンツリー・ボンパン計画局長を初め、教育スポーツ省の官僚、ユネスコ教育専門家、ラオス国立大学教員も含む17名も参加し、計40名近くで本研修の目的である実践的な活用を視野に入れながら地方教育行政のニーズへの適合性を検討しました。

今後、ベトナムとカンボジアにおいても、各地に適合した研修教材を作成し、現地語で同様の研修を開催する予定です。

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