国際公務員キャリアセミナー『神戸大学から世界銀行へ』が開催されました

2014年10月30日(木)に神戸大学大学院国際協力研究科棟の大会議室に於いて「国際公務員キャリアセミナー-神戸大学から世界銀行へ-」が開催されました。本キャリアセミナーでは、本研究科の修了生で、現在、世界銀行本部で教育スペシャリストとして活躍されている、荘所真理氏を講師としてお迎えし、荘所しのご経験をもとに、本研究科博士課程前期在籍のご経験から世界銀行本部で専門家としてご活躍されるまでのキャリアについてご講義をして頂きました。

Dr.Shojo2荘所真理氏は本研究科の博士課程前期に入学されてから米国ワシントンDCにある世界銀行本部までのご経歴を紹介され、自らの所属される南アジア地域(スリランカ、モルディヴ、アフガニスタン)教育セクターの職務内容に触れた後、世界銀行に入行する前段階であるインターンシップ、短期コンサルタントについてお話し下さり、具体的なキャリア形成のモデルを示して下さいました。

次にGSICSで学んでいる間に将来のキャリアへどのように準備すれば良いのかを、5つに分けてお話し下さいました。1つ目は自分にしか出来ない専門性を身につけること。2つ目はインターンシップなどを通して現場の経験を積むこと。3つ目はレポートの作成、学会の発表を通して英語の能力を向上させること。4つ目は国際学会やセミナーに参加し、自らネットワークを構築すること。最後は常に履歴書を作成、更新しておくこと、と説明していただきました。この5つを基に常に積極的にチャンスを逃さないように活動することの大切さも教えていただきました。
 
また、本セミナーに参加した学生たちは、実際に国際協力の最前線で活躍されている同氏の貴重な講義に熱心に耳を傾け、終了後には世界銀行の業務内容やキャリア形成について、多くの質疑応答が成されました。

本国際協力研究科では様々な専門科目の授業に加え、国際公務員として国際協力の実践に携わっている方々に実際にお会いし、直接、話を聞く事ができる機会が多く設けられていることも大きな特徴であり、魅力の一つです。今回行われたキャリアセミナーは、国際公務員を志す学生にとって、将来のキャリアを考える上で非常に貴重で有意義な機会となりました。講師の荘所 真理氏、この様な機会を設けて下さった小川教授、そして共催して頂きました各部局の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

(文責:博士前期課程1年 元川 将仁)

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