はじめに
2013年9月1日から10月11日までの6週間、ウガンダ教育省スポーツ省(Ministry of Education and Sports)でのインターンシップに参加いたしました。以下、その報告を行いたいと思います。

概要
本インターンシップの主な目的は研究テーマに沿ったデータ収集と分析でした。教育スポーツ省ではEducation Planning and Policy Analysis Departmentに所属しTHE EDUCATION AND SPORTS SECTOR ANNUAL PERFORMANCE REPORT等の貴重なデータを頂いたりしながら研究を進めることが出来ました。またEducation Planning and Policy Analysis Departmentを通して他の様々な部署にも紹介をして頂き研究に関する資料やデータを頂くことも出来ました。私は「ウガンダの中等教育レベルにおける理科教育」というテーマの下、Secondary Education Sectorや現在JICAをドナーとして行われているSecondary Science and Mathematics Teachers’ (SESEMAT)という理数科教育の質の向上のためのプロジェクトチームに派遣されデータ収集を行いました。特にこのSESEMATの現場では現地の理数科教育の専門家の方たちだけでなくJICAの専門家の方たちにも多くお会いすることができ、様々なお話を聞くことが出来たと同時に今後の研究のための人脈を広げることが出来たことも大きな成果であったと感じています。

所感
本インターンシップで一番実感したことはテーマに沿ったデータを集めることの難しさでした。データ自体が存在しない場合や、一つのデータを集めるために膨大な時間や手続きが必要な場合も多く日本で考えていた計画と同じようには進まないことも多々あり、実際の現場で調査を行うことの難しさを感じました。渡航する前には十分だと感じていた6週間という期間も実際には大変短く、事前の計画やアクシデントを想定しての研究の見通しをしなくてはならないと今回の経験から学びました。しかしながら今回のインターンシップでは日本にいては決して感じられないこともたくさん学ぶことが出来ました。貴重な資料やデータを得られたことも研究にとって非常にプラスとなりましたが何よりこのインターンシップを通して様々な人に出会い、刺激を受けたり、人脈を広げることが出来たことが私にとって何物にも変えがたい経験となりました。

まとめ
以上のようにこの6週間のインターンシップは今後の研究やその先の進路を考えるにあたって非常に貴重な機会となりました。 最後になりましたがこの機会を与えてくださった指導教官の小川啓一教授、我々を迎え入れてくださったEducation Planning and Policy Analysis Departmentの教育計画局次長のEilor Joseph 氏を始めとする教育スポーツ省の方々、そしてご支援下さった全ての方々に心より感謝申し上げます。