ワシントンDCでAED、世銀、GWUを訪問しました

2011年4月29日(金)に米国、ワシントンDCにて海外実習が行われ、教育開発アカデミー(Academy for Educational Development: AED)、世界銀行本部(世銀)、ジョージ・ワシントン大学(George Washington University: GWU)を訪問しました。この実習には小川ゼミに在籍する学生4名と、早稲田大学アジア太平洋研究科から2名の学生が参加しました。

まずAEDではシニア・アドバイザーのDr. Mark Ginsburg(本国際協力研究科元客員教授)をはじめとする5名の職員の方々に、AEDが行っている教育開発関連のプロジェクトの説明、そして国際機関・国際NGOで働くためのキャリア形成のアドバイスなどをお話いただきました。説明会はとても和やかな雰囲気の中行われ、学生の質問にも大変丁寧に答えていただきました。本学研究科とAEDは学術協定を結んでおり、これまでも多数の大学院生がAEDのワシントン本部にてインターンシップを行ってきました。今回のワークショップでもインターンを希望する大学院生が、インターン時に求められるスキルや能力について積極的に質問をしていました。

次に訪問した世銀本部では、世銀で働く日本人スタッフ5名にお話を伺いました。その内2名は小川ゼミの修士・博士課程の修了生である、荘所真理さん(2009年学術博士)と畠山勝太さん(2009年経済学修士)です。お話はスタッフの方々の多彩な経歴に始まり、世銀での職務内容、世銀で働くチャンスを得るためのアドバイスなど大変詳しく教えていただくことが出来ました。昼食はそのまま世銀のカフェテリアにて、ワークショップを開いてくださったスタッフの方々と共にいただきました。ここではワークショップでは聞けなかったようなこぼれ話を伺い、大変楽しいひとときを過ごしました。

最後に訪れたGWUではProf. James Williams(本国際協力研究科元客員教授)が所属されている国際教育プログラムの大学院生との合同セミナーが行われ、それぞれの大学の学生が研究成果を発表しました。普段交流の機会がないアメリカの大学院生たちとお互いの研究内容について議論することができ、大変良い刺激になりました。

以上のスケジュールで行われたワシントンDCでの海外実習は、参加した学生にとって大変貴重な経験になりました。この実習をきっかけに、国際機関を希望するゼミ生がいっそう増えるであろうと期待しています。翌日からカナダ・モントリオールに移動して、Comparative International Education Societyの年次会合(国際学会)に参加し海外実習は引き続き遂行されました。

(文責:博士課程後期在籍 北川智佳子)