国際開発学会第25回春季大会にて、小川ゼミの学生が「優秀ポスター発表賞」と「優秀ポスター発表奨励賞」を受賞しました。
2024年6月15日(土)から6月16日(日)にかけて、国際...
2013年9月2日から10月11日まで、ウガンダ共和国の教育スポーツ省にて6週間のインターンシップを実施しました。私は教育計画局内のMonitoring and Evaluation部署に所属し、ウガンダの初等教育における生徒の読解力と教育システムの内部効率性の関係を主題に調査研究を行いました。調査では、第一に同部署が発行する年間報告書とUganda National Examinations Board (UNEB)によるNational Assessment of Progress in Education (NAPE)の調査結果をもとに、国レベルでの生徒の読解力と内部効率性の最新の傾向を理解し、課題の抽出と統計データの収集を行いました。また、首都カンパラ市内の小学校を対象に、生徒の読解力試験の得点に関するデータの収集を行いました。
インターン先では、同部署の担当者の方に研究の設計から調査の実施に至るまで綿密に個人指導をしていただきました。また、同年代の教育省職員と多くの時間を共有する機会に恵まれ、彼らのエキスパートとしての意識の高さに非常に刺激を受けました。
そして自身の調査研究に加え、ウガンダ教育スポーツ省が主催する年次会合に参加させていただきました。今回の会合は教員と学習成果の質の向上を主題としており、ウガンダの教育現場の抱える課題に取り組む多彩なアクターの役割について学ぶ貴重な機会となりました。さらに、調査研究の合間にはUNICEF、JICA、及びNGO等に勤務する専門家の方々との出会いにも恵まれました。これらの出会いは、今後のキャリアプランを再考するうえで大きな糧となりました。
今回のインターンシップは、自身にとって初めてとなる社会調査の実施経験を積むと共に、若手の専門家としての自覚と意識の向上にもつながる大変貴重な機会となりました。末筆ではありますが、この様な素晴らしい機会を提供していただいた小川啓一教授、ウガンダ教育スポーツ省のJoseph Eilor氏、Emmanuel Mugabi氏をはじめとするスタッフの皆様方、及びご支援していただいたすべての方々に、心より御礼申し上げます。