9月2日(月)〜24日(火)までの約3週間、マラウィのゾンバ市にあるマラウィ大学・教育訓練センター(The Centre of Education Research and Training)においてインターンシップを行いました。以下の通り、報告いたします。

本年度は3名での参加となり、各自の研究テーマについてそれぞれ研究を進め、最終週ではフィールド調査を行いました。インターンシップ期間中の前半はまず、自身の研究内容の蓄積のため、同センターにてそこでしか入手できない情報を収集しました。具体的には、自身の研究テーマとして設定しているマラウィの10代前半の女子教育とライフスキルズのクラスについて情報とマラウィ教育省が発行している統計データ、同大学で収集した自身の研究テーマに関与する先行研究です。

研究内容に関するデータ収集の次は、フィールド調査に向けた準備を行いました。まず、何を目的に調査を行いたいかをインターンシップ前半に行った情報収集で明らかにし、調査先(公立小学校、私立小学校、公立の中・高等学校)に訪問し、調査日程を取り決め、調査日程まで質問内容や大まかな流れを決めていきました。調査先にて承諾を頂く際、訪問先の学校のみならず、ゾンバ市の教育担当の方にご挨拶にも伺いました。

フィールド調査では、それぞれの学校にて10代前半の女子学生6名(5年生、6年生、7年生からそれぞれ2名ずつ)とグループディスカッションを行い、さらに5年生のライフスキルズのクラスを見学し、その授業を担当している教員とのインタビューも行いました。

マラウィの公用語は英語ですが、国語はチチェワ語であり、通常の生活をする上で言葉の壁を感じることがありました。しかし、フィールド調査を行った学校は全て英語で授業を行っており、インタビューの際は学生も含め、なんら支障のない調査を行うことができました。フィールド調査を行った学校以外にも、大学周辺に位置する小学校を見学する機会があり、さまざまな学校の種類を見ることもできました。

筆者にとって、初めてのアフリカ訪問となりましたが、数えきれないものを見たり触れたりし、学ぶことができ、充実した滞在となりました。このようなインターンシップの機会を与えてくださった小川先生はじめ、マラウィ大学・教育訓練センター長であるDr. Dorothy Nampota、マラウィで出会ったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。