チェンマイ大学におけるインターンシップ報告(森田 風斗)

2018年9月11日(火)から同月28日(金)までの約2週間、タイのチェンマイ大学においてインターンシップを実施しました。以下その報告をさせていただきます。

インターンシップ期間中はチェンマイ大学教育学部の教授であるPhetcharee Rupavijetra先生のもとでタイの教員研修に関する調査のために、主に以下の3点の活動を行いました。1つ目は、教育学部の学生へのインタビュー調査を通じた情報収集、2つ目はチェンマイ県の教育地区の副局長へのインタビュー調査を通じた情報取集、3つ目はチェンマイ県内の小学校教員に対する質問票調査を行いました。

1つ目の活動として、チェンマイ大学教育学部の学生にインタビュー調査を行いました。学生が教育学部に入った目的、将来就きたい職業、学生から見た教員の魅力についてお話を伺うことができました。また、学生が考えるタイの教育実習の長所と課題についても学ぶことができました。この調査を通じて、タイのpre-service trainingについての理解を深めることができました。

2つ目の活動として、チェンマイ県の教育地区の副局長にインタビュー調査を行いました。チェンマイ県の教育課題とその課題に対する教育政策についてお話を伺うことができました。また、政府の方々から自分自身の研究に対する貴重なご意見をいただくことができました。

3つ目の活動として、チェンマイ県内の小学校教員に対する質問票調査を行いました。質問票調査では、教員の職能の高め方を自己成長、メンター、教員研修の3つの観点から調査しました。この調査を通じて、教員がどのような手段で職能を高めているのかを知ることができました。この調査を通じて、文献調査では知ることができなかった教員のin-service trainingの現状を知ることができました。

末筆になりますが、チェンマイ大学でインターンシップを受け入れてくださった教育学部のPhetchatee先生、多大な支援をいただいたチェンマイ大学の皆様、そしてこのような貴重なインターンシップの機会を提供してくださった小川啓一先生、その他調査にご協力いただいた全ての方々に心より拝謝申し上げます。

文責:森田風斗(博士課程前期課程1年)

  

関連リンク:インターンシップの写真