開発運営政策セミナー 「教育セクターにおけるICTの役割-開発途上国での教育成果の改善に焦点を当てて-」
2014年12月10日(水)、神戸大学大学院国際協力研究科棟...
2022年3月29日、カンボジア開発資源研究所(Cambodia Development Resource Institute: CDRI)研究員であるChea Phal博士をお招きし、キャンパスアジア・プラス・プログラムの一環として「COVID-19感染拡大下におけるカンボジア中等教育でのオンライン学習:実践・課題・展望」と題した講演を行っていただきました。
まず、小川教授からChea Phal博士の経歴について紹介があり、その後、Phal博士がカンボジアにおけるCOVID-19感染拡大下での遠隔教育について説明されました。Phal博士はパンデミックについての包括的な議論、続いてカンボジアでのパンデミックの影響について言及しました。そして、カンボジア政府が教育の継続性を担保するために、どのように遠隔教育を国内の中等教育に導入してきたのかを説明し、その後、オンライン学習に対する教師のレディネスに焦点を当てたCDRIでの研究の一部を発表しました。
Phal博士による講演は非常に興味深く、また、ミクロデータを用いた分析の結果が新規性に富んでいたため、発表後に多くの質問が学生から寄せられました。それらの質問に対し、Phal博士はカンボジアの文脈を踏まえ、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。このような素晴らしいセミナーを企画してくださった小川教授、そして貴重な講演をいただいたPhal博士に、参加者を代表して心より拝謝申し上げます。
文責: 美並立人(博士後期課程1年)