2013年3月10日(土)から22日(金)にかけて、米国ニューオーリンズ州およびワシントンD.C.にて開催された海外実習に参加しました。

まず、ニューオーリンズでは3月10日(土)から15日(金)の日程でヒルトン・リバーサイドホテルにて、第57回the Comparative & International Education Society (CIES)年次大会が開催されました。私は”An Impact Analysis of Family Facilities on Primary Pupil Achievement in Uganda”というタイトルで研究成果を発表しました。今回の大会は私にとって初めての国際学会への参加であり、非常なプレッシャーの元に臨みましたが、無事に発表を終えたことで自信をつけることができました。同じセッションでの発表者は現場で教育の問題に取り組んでいる実務者や、ハーバード大学教育学大学院の学生で、彼らの発表を聞き意見を交わせたこと、またその他の場で著名な先生方や学生たちと交流できたことは、大きな刺激となりました。

次に3月25日(月)から22日(金)にはワシントンD.C.に場所を移して実習が行われました。世界銀行、FHI360、ジョージワシントン大学、IDBなどを訪問し、各機関の第一線で活躍されている方々やインターン生、学生のお話を伺うことができました。私にとって特に印象に残ったのは、世界銀行でEducation for AllやFast Track Initiativeに中心となって取り組んでこられたRobert Prouty氏のお話を伺えたことでした。私は現在、西アフリカのトーゴの教育省でインターンを行っており、今回の米国での海外実習後もトーゴに戻ることになっていますが、Prouty氏の西アフリカでの経験を交えてのお話は大変興味深いものでした。

今回の実習を通して、今後の研究を進めていくうえでどういう努力が必要かということを理解し、また、小川ゼミという恵まれた環境で学べることの素晴らしさを実感しました。ニューオーリンズやワシントンD.C.での実習はたくさんの方にサポートしていただきました。中でも卒業生で世界銀行で勤務していらっしゃる荘所真理さん、野村真作さん、在校生でIDBでインターン中のErick Gonzales Rochaさんには大変お世話になりました。心よりお礼申し上げます。そして、このような機会を与えてくださった小川啓一教授、本当にありがとうございました。u