ソウル国立大学名誉教授の金基奭先生が小川先生の「Human Capital Development」の授業で講義をされました
2014年6月3日(火)の午後5時より、神戸大学大学院国際協...
2015年6月30日(火)、神戸大学大学院国際協力研究科棟1階大会議室にて、開発運営政策セミナー「基礎教育の地域別カリキュラムと教育成果-タイにおける学習者中心のアプローチに基づいて-」が開催されました。本セミナーは、講師としてチェンマイ大学名誉教授のパンヤヌアット・アヌラック氏をお迎えしました。
セミナーではまずアヌラック氏が、タイの教育における学習者中心のアプローチに関連して、タイの基礎教育の概要について詳しく説明されました。この中では、地方における教育課題について述べられました。続いて、アヌラック氏は、基礎教育カリキュラムの詳細について説明された後、学習者中心のアプローチと21世紀型のスキルに対して、詳細な解説をされました。
セミナーの最後にアヌラック氏は、地方における教育課題に対処する際に、21世紀型のスキルを習得させる学習者中心のアプローチを実践する能力を、どのように教員は備えさせなければならないのかといった問題について共有されました。アヌラック氏はまた、セミナー全体のまとめとして、教育成果をどのように測るのかに関するご自身の見解を述べられました。
興味深い発表に引き続いて行われた質疑応答の時間には、セミナー参加者から、タイにおける教育と学習者中心のアプローチが教育成果に果たす役割についてより深く理解しようとする質問が多数投げかけられました。本セミナーは、特に基礎教育分野の質をどのように向上させるのかに対する知識を広げ深める、大変貴重な機会となりました。
この場をお借りしまして、講師のパンヤヌアット・アヌラック名誉教授、そしてこのような貴重な機会を設けて下さった小川啓一教授に深く御礼申し上げます。