ウガンダにおける研究調査報告(宇野 耕平)

私は、2023年10月9日から11月8日まで、マケレレ大学のJames Wokodalla准教授と彼の研究助手のサポートを得て、ウガンダで現地調査を行いました。現地調査の目的は、科学研究費助成事業「基盤研究A: 開発途上国における質の高い教育[SDG4達成]の向上に資する国際比較研究」に関するデータ収集であり、ウガンダの中等教育学校における教授-学習プロセスを探ることでした。私は、本共同研究のリサーチ・アシスタントとして、ウガンダの教授-学習プロセスに関する情報を収集し、分析するという役割を担っているため、研究の枠組みに従って、首都であるカンパラにある学力の高い学校と、郊外にあるワキソにある学力の低い学校を選択し調査を行いました。各学校を2~3日間訪問し、数学の授業の撮影と、学生や教員にインタビュー、生徒のノートやカリキュラムに関する情報を収集しました。分析は現在実施しています。今後は、本現地調査を通して収集した一次データを分析し、学術論文のドラフトを書くことで、このプロジェクトに更に貢献できるように取り組みたいと思います。

このような貴重な機会を与えてくださった指導教官の小川啓一教授、現地で指導及び寛大なサポートをしてくださったJames Wokodalla准教授にこの場をお借りして感謝の意を表させていただきます。

文責:宇野耕平(博士後期課程)