小川ゼミの学生が国際開発学会の第17回春季大会で「優秀ポスター発表奨励賞」を受賞しました。

posteraward2016spring2016年6月11日(土)に国際開発学会の第17回春季大会が立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催され、小川ゼミの大学院生も数名参加しました。ポスターセッションで研究成果を発表した博士課程後期の高橋香名さんが、「優秀ポスター発表奨励賞」を受賞されました。高橋さんの報告タイトルは、「Impact of Groundwater Development Project on Child Schooling in Rural Zambia」で、高橋さんが2016年3月に修士学位を授与した際に提出した修士論文を発表しました。

高橋さんの他に、小川ゼミからは、博士課程後期のキム・ナジョンさんとチェ・ソンキョンが春季大会に参加しました。今回、学会発表は行っていませんが、大変勉強になりました。私が参加したセッションのテーマは自分の研究にも関連する職業訓練教育と就業でしたが、偶然にも国際協力研究科を終了した大先輩で、現在、東京外国語大学の出町一恵先生の発表を聞く機会に恵まれました。偶然な再会に驚きましたが、出町先生の発表内容は私の研究分野とも非常に密接に関わっており、セッションが終わった後は有益なアドバイスを沢山いただき、先生との関係をより深めることができました。また、名古屋大学の山田肖子先生と山田先生のゼミ生が共同研究を行い、同じフィールドでの異なる研究内容を順番に発表し、質疑応答ではゼミ生の回答を山田先生がフォローしていた姿を見て、共同研究の楽しさを垣間見ました。

指導教員の小川啓一教授は、本学会の事務局長をされておられ、大会当日に開催された理事会と前日に開催された常任理事会の司会をされ、忙しそうにされておられました。

私は今年の4月から小川ゼミに入り、学会発表や論文出版などを積極的に行うように指導を受けています。そのおかげで海外のJournal of Economics and Sustainable Developmentに修士論文を載せることもできました。今回初めて学会の大会に参加しましたが、とても刺激的な1日でした。他大学の先生方ともネットワークを構築する機会があり、自分の研究につながるアドバイスも沢山いただき、より質の高い研究を行うことができると思いました。

初めての学会でこのように多くのことを吸収できるとは想像もしておらず、小川先生が学会の大切さを強調する意義を実感するとても良い機会となりました。

(文責:博士後期課程・崔 善境

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https://www.jasid.org