小川ゼミの修了生が所属するダッカ大学日本研究学科が日本の外務省から表彰状を授与されました。
2022年7月1日、小川ゼミの修了生(Md Jahangir...
2024年6月16日(日)から21日(金)まで、兵庫県姫路市で開催された “the Understanding Risk Forum 2024 (UR24)” (災害リスクを理解する)に、本研究科から44名の学生がボランティアとして参加しました。
本フォーラムは2年に一度世界各地で開催される国際フォーラムです。阪神淡路大震災の発生から30年が経つ節目の年を2025年に迎えるにあたり、姫路市“アクリエひめじ”にて「伝統・革新・強靭性」をテーマに、自然災害リスクとその対策について話し合うフォーラムが開催されました。本フォーラムには災害リスクの専門家、政府、地方自治体、企業、国際機関、研究・教育機関、NGOなど世界中から数百名もの参加者が一堂に会し、国家政策・地方自治体の取り組み・過去の災害事例やその後の対策などを共有することで、自然災害によるリスクと防災・減災についてより深く理解・議論する場となりました。本フォーラムの開会式では、グアン・チェン世界銀行インフラストラクチャー担当副総裁をはじめ、松本剛明総務大臣、斎藤元彦兵庫県知事、清元秀泰姫路市長などの方々が参列され、大変貴重なお話を伺うことができました。また、 2日目のセッションでは本研究科の桜井愛子教授が登壇され、学校の災害対策(主に施設・設備といったインフラ面での災害対策)の重要性について講演されました。
さらに、本研究科の小川ゼミからは44名の大学院生が、学生ボランティアとして本フォーラムに参加しました。6日間の期間中、主に会場の設営・来場者への対応・通訳業務・会場誘導・受付・登壇者へのサポート・質疑応答セッションの進行補助・会場設備の整備などを担当し、本フォーラムの運営に携わりました。期間中は展示の見学や講演を聞く機会もあり、国内外で発生した自然災害の実例を通して自然災害リスクへの理解を深めるとともに、最新の技術や各セクターの密な連携を通した防災・減災対策の重要性について学び、リスクマネジメントへの理解を深めることができました。最終日には世界銀行からご招待いただき、ホテル日航姫路で開催された夕食会にも参加し、学生達は世界銀行の方々や姫路市の方々と直接お話しできる非常に有意義な時間を過ごすことができました。また、世界銀行から「ボランティア参加証明書」を一人一人にご用意いただき、スタッフの皆様の細やかな暖かいお心遣いに学生一同の喜びもひとしおでした。
末筆ながら、本フォーラムへ携わる大変貴重な機会を提供してくださいました世界銀行の方々、学生ボランティアへの参加を後押ししてくださった小川啓一教授に深い感謝を申し上げます。
文責:渡部美代子(博士前期課程)