小川啓一教授の共編著書『社会性と情動の学習―SELと非認知スキルで未来を拓く教育』が東信堂から出版されました
このほど、小川啓一教授による共編著書『社会性と情動の学習―S...
2025年11月17日から2026年5月15日までの6か月間、ユネスコ・ジャカルタ地域事務所にて研修プログラムに参加しました。ユネスコ研修プログラムは、文部科学省(日本ユネスコ国内委員会)とユネスコが共同で実施しているプログラムであり、ユネスコ活動への理解促進、国際機関職員をはじめとするグローバル人材の育成、ユネスコ活動を通じた地域活性化等を目的としています。ユニツイン/ユネスコチェアに認定されている大学の学生は、所属大学からの推薦を経て、ユネスコ本部や地域事務所において半年から一年間の研修を受けることができます。
ジャカルタ事務所は、開設以来55年間、自然科学分野のアジア太平洋地域事務所として活動してきましたが、2023年以降は、インドネシア、ブルネイ、マレーシア、フィリピン、東ティモールの東南アジア5カ国を管轄する地域事務所として機能しています。
本研修では教育セクターに派遣され、東南アジア地域における職業教育・訓練分野の複数のプロジェクトに携わりました。本研修では教育セクターに派遣され、東南アジア地域における職業教育・訓練分野の複数のプロジェクトに携わりました。具体的には、管轄国における職業高校のデジタルスキル教育の強化、労働市場情報を活用したスキル政策支援、地域向けワークショップの準備、職業教育制度の改善に関する報告書作成支援などを行いました。また、生成AIと起業活動に関する研究プロジェクトや、各国の職業教育制度を整理・可視化する業務にも関わりました。これらの業務を通じて、プロジェクト文書、コンセプトノート、業務仕様書、プレゼンテーション資料の作成、背景情報の整理、関係機関との会議への参加などを行いました。
本研修を通じて、普段の研究とは異なる視点から職業教育政策を見ることができました。研究では一つのテーマを深く掘り下げることが多いですが、実務では、政策の方向性、関係機関との調整、資金獲得、実施可能性など、より広い視点から課題を捉える必要があることを学びました。また、自身の研究対象国に長期間滞在できたことで、文献やデータだけでは見えにくい社会の雰囲気や日常の感覚を知ることができ、今後の研究にとっても大きな財産となりました。
末筆ながら、このような貴重な機会を提供してくださったUNESCOジャカルタ地域事務所 Programme Specialist for Education の片山弘倫博士をはじめとする事務所の皆様、本研修プログラムの実施を財政的に支援してくださった公益財団法人日本国際教育支援協会および神戸大学SPRINGプログラム、本プログラムへの応募から参加までを後押ししてくださった小川啓一教授、そして本インターンシップを支えてくださった全ての方々に、心より感謝申し上げます。
文責:横川野彩(博士後期課程)