小川啓一教授が、神戸大学長表彰を授与されました

2026年10月15日(木)、神戸大学大学院国際協力研究科副研究科長の小川啓一教授が、令和8年度神戸大学長表彰を受賞しました。表彰式は本学大学院農学研究科大会議室で執り行われ、学長から表彰状及び報奨金の目録が授与されました。

神戸大学長表彰は、教育研究や大学運営などにおいて極めて顕著な功績を挙げた教職員等を顕彰するものです。小川教授は、教育・研究を通じた本学の発展と国際的評価の向上への貢献が認められ、今回の受賞に至りました。

選定理由は以下のとおりです。

小川啓一教授は、世界銀行本部教育エコノミストとして培った知見を基盤に、2004年に本学大学院国際協力研究科に着任して以来、現在は副研究科長、神戸大学ユネスコ・チェア代表及びグローバル教育政策計画研究センター長として、本学の教育・研究の国際化を牽引している。

教育面では、現在約70名の大学院生(博士後期33名、博士前期27名、研究生7名)を指導し、過去3年間で主査として博士12名、修士46名を輩出した実績を有する。過去3年間の修了生は全員が希望先に就職し、世界銀行やユネスコ、ユニセフ、UNDP、中国財務省、東京大学、神戸大学、三菱商事、デロイトトーマツ、パナソニックなど国内外で活躍している。

また、大学の世界展開力強化事業(キャンパスアジア・プラス・プログラム)の中核を担い、70名のダブルディグリー取得と260名の交換留学・短期研修を実現し、中間評価においてS評価の獲得に貢献した。さらに、人文・社会科学系ネットワーク型大学院構築事業では、26の海外大学、12の国際機関及び11の政府機関との共同教育研究ネットワークを形成し、過去2年間で、延べ222名の博士後期課程学生が参加する国際的な博士教育を推進した。加えて、大学の世界展開力強化事業~ASEAN諸国からの留学生受入・定着促進のためのシステム構築等支援~では、JV-Campus上に75講義の教育パッケージを整備し、延べ398名の大学院生が履修する国際教育を展開した。

研究面では、JSPS研究拠点形成事業や国際共同研究加速基金、基盤研究(A)などの競争的研究資金において研究代表者を務めている。また、47報の査読付き学術論文(WoS 36報、国際共著31報、Top10% 1報)及び3冊の著書・編著を刊行し、教育開発研究の発展に寄与している。

こうした業績により、2023年及び2024年のU.S. News & World Report「Best Education Schools」で全米第1位に評価されたコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの「Harold J. Noah Distinguished Alumni Award in International and Comparative Education」を受賞した。また、ラオスにおける人的資源開発に貢献したことが高く評価され、ラオス人民民主共和国総理大臣からの労働勲章を授与されるなど、国際的にも高い評価を受けている。

このように、小川教授は、教育・研究を通じて本学の発展と国際的評価の向上に極めて顕著な貢献を果たしている。以上の功績を認め、学長表彰に選定した。

表彰式の詳細については、神戸大学公式サイトをご覧ください。

文責:小池拓実(博士課程後期課程)