ソウル国立大学で開催された第17回ICERとIEDFにおいて小川啓一教授と小川ゼミ生が研究成果を発表しました。
2016年10月12日から14日にかけて、韓国のソウル国立大...
2022年3月から4月にかけてユニセフ本部にて、水野谷優(UNICEF本部, 統計・モニタリング シニアアドバイザー)博士のチームにて、Ms. Yixin Wang、Mr. Karen Acanesyanの指導のもと、オンラインインターンシップを実施しました。本インターンシップでは、国際基準として定められている国際教育標準分類(International Standard Classification Education、以下ISCED)に基づき、ユニセフにより収集・公開されている家計調査データ(Multiple Indicator Cluster Survey、以下MICS)を標準化するためのデータの整理を補助しました。
インターンシップ期間中は、週1回のチームメンバーとのミーティングで進捗状況を報告しながら、ISCEDに基づくMICSのデータ整理を行いました。最終的には、アジア・太平洋地域からサブサハラアフリカ地域の国々を中心に50カ国の以上のMICSデータのISCEDに則った基準化に携わり、成果から伺える傾向についてチームに報告しました。これらの業務から、国による教育システムの多様性を実感したと同時に、データ収集に関する枠組みを作成する重要性や、研究をする際には、対象国の教育システムの特徴を包括的に理解する必要性を学びました。本インターンシップを通して、MICSデータの構造や、各国の教育システムの違い、またISCEDの役割について理解を深めることができました。
このような貴重な機会をくださった小川啓一先生、水野谷優先生にこの場をお借りして御礼申し上げます。
文責:宇野耕平(博士課程前期課程2年)