ラオス教育・スポーツ省におけるインターンシップ報告(西川 英実佳)

2024年1月9日から2月9日までの約1ヶ月間、ラオス教育・スポーツ省の計画局において、Dr. Bounpanh XaymountryとMr. Anoupheng Keovongsaのご指導のもと、インターンシップを実施させて頂きました。

以下、その報告をさせて頂きます。具体的には、(1)世界銀行による教育プロジェクト(Global Partnership for Education Ⅲ:the Learning and Equity Acceleration Project for Lao People’s Democratic Republic)のワークショップへの参加、(2)ラオスの教育に関する文献収集、(3)ラオス教育大臣、教育省高等教育局、援助機関との会合へ参加させて頂きました。

1点目の活動であるワークショップはカムアン県で行われました。ワークショップの主な目的は、目標達成に向けてプロジェクトを推進するため、6つの県から集まった政府関係者とプロジェクトの現状と課題を確認するとともに活発な意見交換を行うことでした。会議1日目では、まず担当官からプロジェクトの詳細について説明があり、地方担当官に対して教育課題に対する対処法が提示されました。また、地方担当官からは、地方での取り組みにおいて、現在直面している困難についても共有されました。さらにワークショップを通して、中央機関である教育省と地方担当官との積極的な交流だけでなく、教育の質向上のための部局間の協力関係も促進されました。以上の活動から、私は、教育省がプロジェクトの目標達成に向けて、どのように教育の質向上のための積極的な協力を促し、課題に取り組んでいるのかを知ることができました。

2点目の活動ではICT活用、初等教育、高等教育に関する文献収集を行いました。また、収集した文献をもとに資料分析を行い、レポートの作成にも取り組みました。

3点目の活動では、ラオス教育大臣であるDr. Phout Simmalavong、高等教育局の局長代理であるDr.Lavanh Vongkhamsane、世界銀行のプロジェクトリーダーの方々、JICAの教育政策アドバイザーの方との会合にそれぞれ参加させて頂きました。世界銀行、JICAそれぞれの教育プロジェクトがラオスでどのように実施されているのかを理解するとともに、政策課題についても詳しく学ぶことができました。また、研究関心である高等教育の現状と課題、特にICTの活用について新たな知見を得ることもできました。

加えて、Madam. Daovieng Phongsavathが親族の方の結婚式にお招きくださり、ラオスの結婚式に参列させて頂く素晴らしい機会にも恵まれました。

本インターンシップでは、現在ダブルディグリープログラムで留学中の復旦大学での公共政策分野の学びを活かし、ラオスにおける政策課題について理解を深めることができました。また、研究テーマであるICT活用を中心に、ラオスにおける現状と課題を理解し知見も得ることができ、大変貴重な経験となりました。さらに、ラオスの結婚式をはじめ、食事や伝統文化など様々な観点からラオスの文化を体験することができたことは大変興味深く、ラオスの魅力を知るかけがえのない時間となりました。本インターンシップで得た様々な経験・知識を、修士論文を含め、今後に活かします。

末筆になりますが、ラオス教育スポーツ省でのインターンシップを快諾して下さったDr. Bounpanh、インターンシップ中、様々な魅力的な活動を経験する素晴らしい機会と温かいご支援を下さったMr.Anoupheng、輝かしい結婚式に招待して下さったMs. Daovieng Phongsavath、親切なサポートと色々なアドバイスを下さったMr.Vongvilay Sounthavong、温かいサポートと親切な手配をして下さったMr. Phisitxay Soulinthone、教育省計画局ECUチームの皆様、そしてこのような貴重なチャンスを下さり、インターンシップ中も温かいご指導と厚いご支援を下さった指導教員の小川啓一教授、その他インターンシップでサポートして下さったすべての方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。

文責:西川英実佳(博士前期課程1年)