小川ゼミの学生がキャンパスアジア・プラス・プログラム2023年ラオス国立大学短期留学プログラムに参加しました。

2023年8月21日(月)から9月17日(日)までの約1ヶ月間にわたり、キャンパスアジア・プラス・プログラム2023年ラオス国立大学短期研修が実施されました。本プログラには神戸大学だけでなく、中国の復旦大学と韓国の高麗大学校の学生が参加し、4週間の研修が実施されました。研修1週目は、ラオス国立大学で集中講義を受けました。ラオスの経済についてマクロ・ミクロ経済学の視点から知見を深めました。研修2週目はラオス教育・スポーツ省でインターンシップを行いました。インターンシップでは、教育省の各部署や世界銀行、UNICEF、UNESCOなどの国際機関に訪問し、ラオスの最新の教育課題と課題を解決するための取り組みについてお話しを伺うことができました。3週目は、教育・スポーツ省の協力のもと、首都ビエンチャンの公立小学校4校で質問表調査と先生へのインタビューを行いました。4週目は、学生国際協力団体SIVIOのフィールドワークに参加し、主にVientiane県Kasiの公立小学校6校でフィールドワークを行いました。このフィールドワークでは、少数民族の児童とも交流することができました。

本プログラムを通じて、先行研究では明らかになっていなかった、ラオスにおける教育の現状について理解を深めることができました。本研修の経験をもとに、ラオスの教育課題の解決に貢献できるよう、研究に精進して参ります。

末筆になりますが、本プログラムの応募から参加、研究指導まで多大なるご支援を下さった小川啓一教授、講義を開講してくださったラオス国立大学の先生方、ラオス教育・スポーツ省でインターンシップを受け入れて下さったAnoupheng Keovongsa教育・スポーツ省計画局次長、私達のコーディネートをして下さった教育省職員のVongvilay Sounthavong氏、Ninthala Khanthavysouk氏、教育省職員の皆様、キャンパスアジア室の中原雅人助教、逢坂様、ラオス教育支援学生国際協力団体SIVIOの皆様、通訳のNounee Ouloth氏、Bee Xaythanit氏、Ketmany Onxayvieng氏含む、このプログラムを支援してくださった全ての方々に心より拝謝申し上げたいと思います。

文責:末田椋資(博士前期課程1年)