リスクマネジメントセミナー「インドネシアの東ジャワ州における都市緑地、インターネット、犯罪が病気発生に与える影響」(Yessi Rahmawati助教授)
2024年4月12日、インドネシアAirlangga大学経済...
2025年7月31日から8月17日にかけて、バングラデシュにおいて高度海外研究を実施しました。本調査は、渡航前に行った計量分析の結果を、バングラデシュの文脈に即して解釈・考察することを目的として行われたものです。調査では、ダッカ都市部の学校に加え、ダッカ近郊のマニコンジ、ムンシュゴンジ、ナラヤゴンジに所在する政府立および非政府立の計10校を訪問しました。各校において、就学前教育を実施している教室で授業の参与観察を行うとともに、校長や担当教員への半構造化インタビューを実施しました。
これまでのニ次データ分析から、就学前教育の効果は子どもたちの発達段階によって異なることが示されていましたが、今回の調査を通じて、とりわけ「教員が発達段階の異なる4-5歳児の学びをどのように支援しているのか」という点について、理解を一層深めることができました。帰国後は、インタビューの文字起こしや主題分析を進め、研究成果へとつなげていきたいと考えています。
また、調査期間中には、教育関連の民間企業、バングラデシュの教育省、地区行政官事務所、さらに世界銀行を訪問しました。世界銀行ダッカ事務所では、教育スペシャリストのTashmina Rahman氏と面談し、博士論文で現在分析中の研究内容や、就学前教育に係る教育政策の方向性について意見交換することができ、政策面からの理解を深める貴重な機会となりました。
なお、本調査はグローバル・ネットワーク・プログラム(GNP)の財政的支援を受けるとともに、神戸大学大学院国際協力研究科修了生であるMd Jahangir Alam博士(ダッカ大学准教授)ならびにダッカ大学の学生の皆様から、現地で多大な調査支援をいただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。加えて、日頃より博士論文執筆にご指導を賜っている小川啓一教授にも、深く感謝申し上げます。

文責: 宇野耕平(博士後期課程)